開発事例:ODM電池ユニット

18650タイプ電池セルを使用した高信頼性パックの開発・製造

<事例イメージ>

アプリケーション車載システム電動農機具小型コードレス 医療器具
出力電圧100V~200V24V~48V28V
容量2.5kWh~50Wh~2.0kWh10Wh~
その他:コミュニケ―ションロボット、防水アウトドアツール向けの電源として、検査器用バックアップ電源 etc.
円筒形18650タイプ電池セルを使用した電池パックの開発事例としてキャンピングカー
円筒形18650タイプ電池セルを使用した電池パックの開発事例として芝刈り機
円筒形18650タイプ電池セルを使用した電池パックの開発事例として検査器用バックアップ電源

円筒形セル「18650」を使ったODM電池パック

18650型は最も大量生産されている電池セルで、その為バラつきが最も少く安全性が最も高い信頼性に富む電池セルです。限られた性能要件下では、コスト対効果に優れる高信頼性の電池パックを提供するための最適なソリューションとなります。

  • 電池パックの品質と性能は、設計力に因って大きく左右されます。 同じ18650型セルを使っても、パックの設計思想と電池制御技術が正しく無ければ、 お客様が期待する性能は発揮できません。 電池パック内の温度や使用環境への対応等、予め設計要件に織り込み、その要件に最適のセルを選定し、セル性能を最大限に生かした最適の電池パックを設計して提供することが、当社の使命です。
  • 長年に渡る開発実績は「様々な開発要件に応える、開発プラットフォーム」を生み出し、そのプラットフォームの活用により設計時間を大幅に短縮した高品質の電池パックの開発を可能と致しました。
  • 又、ラミネート電池パックの導入をお考えのお客様にとっては、検討の為のプラットフォームとして、近似的な性能要件を持つ18650型を電池パックを短期間で開発し、課題を克服した後にラミネート電池パックに転用していくことでリスクを軽減した商品計画が可能となります。

ラミネート電池を使用した高信頼性パックの開発・製造

<事例イメージ>

アプリケーションモバイルロボットAGV・UGV産業用ドローン
出力電圧24V~48V24V~48V24V~48V
容量1.6kWh1.0kWh400Wh
特徴長寿命設計回生電力対応最大100A出力
その他:産業用ロボット、小型電動車両、作業支援スーツ、エンジンスターター向けの電源として etc.
ラミネート電池を使用した電池パックの開発事例として産業用ロボット
ラミネート電池を使用した電池パックの開発事例としてドローン

ラミネート電池を使ったODM電池パック

ラミネート型電池は性能要件及び形状の選択自由度から、最終システムの設計に高い自由度を確保することで出来ます。 お客様が望む最先端システムの実現の幅が飛躍的に広がります。 とりわけ、回生充電・軽量化・高エネルギー密度を実現するうえで、最適なソリューションとなります。

  • お客様のご要望のサイズ,レート特性に叶う電池セルを選定・評価をし、最適なパックをご提供致します。※お客様にて選定された電池セルのパック化についてもご相談可能です。
  • 多直列・多並列には高度なプロセス技術と制御技術が必要です。当社は、自社がラミネート型セル開発会社であるからこそ保有しているこれらの特殊技術により、課題を解決した高品質のパック化が可能です。
  • 今後セル性能の飛躍的向上が期待されるラミネーテッドセルを使って、信頼性を保ちつつ、パック性能の限界を乗り越えるためのソリューションとして、ラミネート型セルパックの採用は最適なアプローチです。

自社製ラミネート型セルを用いた電池パックの開発・製造

自社製ラミネート電池を使用した電池パックの開発事例

ラミネートセルベース 電池パック(例)

開発事例

<超高出力, 動力向けパック>
  • 容量 : 4kWh
  • 電圧 : 1000V
  • 電流 : 800A(瞬間800kW入出力)
  • 耐振動・衝撃、UN38.3対応
<高出力, スターター向け小型パック>
  • 容量 : 40Wh
  • 電圧 : 9.6V
  • 電流 : 50A(瞬間480W入出力)
  • 低温〜高温、UN38.3対応
<外形・組セル・接続性>
  • ラミネート型の特徴を活かした厚さ55mm以下の薄型電池パック 1U(44mm)に搭載可能な薄型パック
電池セル開発メーカーであるからこそ判るセルの特徴を生かし課題を解決したエナックスのパック化技術は、小型~大型まで様々な用途向けの特殊電池パックを高品質かつ短納期で提供することを可能とします。
  • 幅広縦長などの特殊形状に対応
  • ご要求に合わせた電池パックの多直多並列化
  • 電池の状態を外部へ通信などで出力し、細かい制御を実現