沿革

1996 エナックス株式会社(ENAX,Inc.)は、車両向け電池の応用技術開発を柱としてリチウムイオン電池すなわちLSB(Laminated Sheet Battery)の開発製造とその製造プロセスのコンサルティングを行うリチウムイオン電池開発メーカーの先駆けとしてスタートした。
2000 研究開発から量産へ電池パックユニットの製造・販売、自社製リチウムイオン電池の販売まで、サービス領域を拡大を目的に研究開発受託型から研究開発・製造型への移行を目指した。
大型積層型リチウムイオン電池によるEVトラック開発・製品化プロジェクトに参画。
2001 国内大手自動車メーカーからHEV用電池モジュールの開発を受託する。
2003 電動バイク向けリチウムイオン電池を自社開発。ENAXのLSBバッテリーパックを用いた電気自転車 “E-bike”を発売。米EVグローバル社にてご採用いただく。
2004 ・ 福井大学と共同でリチウムイオン電池を開発し、路面電車(福井鉄道)の走行試験を実施。
・ 自動車用鉛蓄電池代替リチウムイオン電池にて「東京都ベンチャー技術大賞」最優秀賞受賞。
・ Degussa AG (現Evonik社)と合弁会社を設立し、中国山東省にてリチウムイオン電池における電極の製造開始。
・ Continental AGとHEV用電池パックユニットを共同開発。
2005 日本国内外でのリチウムイオン電池市場が拡大する中で、2005年ENAX(エナックス)は中国に進出、資材調達部の設立と山東省安丘市に電極生産工場および天津市に電池組み立て工場を合弁により設立し、稼働を開始。
2008 TEMIC Automotive Electric Motors GmbH等第三者割当により増資。
業界に先駆けマンガン(Mn)系ラミネート形リチウムイオン電池の実用化に取り組んでいる。中国で電極を製造するデグザ・エナックス(安丘)パワーライオンテクノロジー(2005年に独デグザが資本参加)および組み立てを行う双一力(天津)新能源有限公司(第一工業製薬との合弁)を設立した。
2010 中国汽車技術中心(Catarc)と自動車向けリチウムイオン電池製造の合弁会社を設立。
2011 特許庁より平成23年度「知財功労賞」を受賞。
2015 積水化学グループの一員となる。
住宅向け蓄電池システム並びに搭載のリチウムイオン電池の開発プロジェクトに参画。
2018 ダイヤモンド経営者倶楽部より、2017年度「マネジメント・オブ・ザ・イヤー」受賞。
山形県米沢市万世町に技術的難易度が極めて高い先端電池の開発製造拠点を新設した。
2019 会社分割により、積水化学グループから外れ、大和証券グループからの支援を受けて独立する。
創世紀として新たな開発に向け邁進中。