代表メッセージ

平素より、ENAX(エナックス)への格別のご理解とご支援を賜り、心より御礼申し上げます。

エナックス株式会社(ENAX,Inc.)は、1996年に当時まだ黎明期であったリチウムイオン電池の開発会社としてスタートしました。以来、自動車メーカー様をはじめとする様々なお客様と、幅広い環境下、用途で使用される数多くのリチウムイオン電池を開発してまいりました。

現在も、既存の電池では実現できない高入出力、急速充電可能な特殊リチウムイオン電池(パウチ型(ラミネート型)電池セル)を生産するとともに、シリコンや硫黄を活用した次世代電池の開発、市場からの期待も大きい全固体電池の実用化に向けて生産プロセスおよび周辺技術の開発に取り組んでいます。山形県米沢市に開発・生産拠点をもち、最先端の材料メーカー様とのつながりもわたしたちの強みです。

また、ドローンやモバイルロボットなどお客様が求める用途に最適なバッテリーパックを設計、供給するビジネスにも取り組んでいます。ENAX(エナックス)が提供するバッテリーパックは、長年培った電池の評価技術をもとに、自社開発のBMS(バッテリーマネジメントシステム)を組み込むことで、高い安全性を確保しており、お客様から大変ご好評いただいております。

昨今、世界は2050年のカーボンニュートラル実現に向けて動き出しています。各国は独自の温室効果ガス削減目標を設定し、自動車のEV化にも大きく舵を切りました。それに伴い、電池はこれまでにないほど世の中の注目を浴びる存在となり、わたしたちも持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと考えています。そこで、企業理念として

「お客様とともに、バッテリーで世界をサステナブルに」

という合言葉を掲げ、今後は再生可能エネルギーで発電した電気を蓄電池に貯蔵するESS(エネルギーストレージシステム)や、EV車のリユース・バッテリーの活用にも取り組んでいく所存です。

創業以来、四半世紀におよぶリチウムイオン電池開発の経験とノウハウは、必ずカーボンニュートラルの実現に貢献できるものと信じ、これからも電池を通したソリューションをお客様に提供してまいりたいと思います。

引き続き、これまでと変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。

エナックス株式会社(ENAX,Inc.)
代表取締役社長 桜井 雄司